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  • 公開日:2022.10.30
  • 更新日:2022.10.17

交通事故後の保険会社への対応の流れ | 保険会社とやり取りする際に重要なポイントもお伝えします!

交通事故にあった際、現場の対応などで頭がいっぱいになるかと思います。
その場で取るべき行動をとった後は、しっかりと保険会社にも連絡を入れなければ自分自身が後悔することにもなりかねません。
本記事では、事故後から保険会社への連絡までの流れだけでなく、保険会社に連絡する際に気をつけるべき内容などご紹介していきます。

この記事が参考になれば幸いです。

事故後〜保険会社とのやり取りまで

まずは現場の対応

交通事故があった際、まずは現場の状況確認などから対応してください。
大まかな流れになりますが、以下の対応が終わって初めて自分が加入する保険会社に連絡する形となります。
1)相手側の状態確認(負傷している場合は救護)
2)身の安全を確保(可能であれば車も安全な場所に移動)
3)警察に連絡

警察への連絡は義務なので、加害者・被害者関係なく警察に連絡しましょう。
警察の到着待ちの間に現場の状況を保存しておき、相手の情報を聞いておくことも重要です。
以下が聞いておくべき内容となります。

・氏名
・現住所
・携帯電話などの連絡先
・免許証の番号

最低でも、氏名と連絡先は聞いておくと後々のやり取りで助かります。
また、車の車種とナンバーを控えておくと万が一逃げられた場合でも追跡は可能ですので控えておきましょう。

自身が加入している保険会社に連絡

警察などの現場対応が終わったら、自身が加入している保険会社に連絡を入れましょう。
後のコンテンツでもご紹介しますが、保険会社にも細かく状況を伝える必要があります。
この連絡が終わって請求金額などのお話が進むので、忘れず連絡するようにしましょう。
請求金額等が決まれば、加害者側と示談交渉が始まります。

加害者側と示談交渉

請求額の範囲が決まれば、加害者側と示談交渉が始まります。
この話し合いで両者ともに納得がいき合意をすることで正式に保険金が支払われます。
示談交渉の際は、相手側の保険会社とのやりとりも出てきます。
後のコンテンツでもご説明しますが、相手側の保険会社とやり取りをする際にはいくつか気を付けておかなくてないけないポイントもあります。
対応方法を理解してないまま交渉が進むとこちらが不利になる可能性が非常に高いので、注意が必要です。

自分が加入してる保険会社とのやりとりについて

保険会社に伝えるべき内容

上記でも少し触れましたが、現場の対応が終わりある程度落ち着いたら保険会社に連絡を入れましょう。
受付が終わり次第、保険会社より書類が一式送られ手続きが始まります。
保険会社に連絡する内容としては主に以下です。

・運転をしていた人の情報(氏名、生年月日、住所、連絡先など)
・運転免許書の情報
・加入している保険の証券番号
・該当車両の情報、車の破損状態
・実際の事故の状況
・怪我の有無

細かいところまで情報をお伝えしないといけません。
事故後で混乱していますが、冷静に対応するようにしましょう。
この保険会社への連絡をおろそかにしてしまうと、適切な補償が受けれなくなり後々後悔するケースもあります!

加害者側の保険会社との交渉

ここからは、加害者側の保険会社とのやり取りについてご説明していきます。

加害者側の保険の種類と保険会社を確認

まず交通事故にあった際、相手が加入している保険会社と種類を把握する必要があります。
これは、加入している保険の状況によって損害賠償金を請求する先が変わるためです。

相手に確認する内容しては、「自賠責保険証」と「任意保険証」に記載されている内容になります。
こちらを確認しておくことで、後々のやり取りで手続きに困ることなく進めることが可能になります。
少なくとも、自賠責保険は強制的に加入する保険であるため確認しておきましょう。

治療費など、損害賠償金の交渉

もし交通事故で負傷した場合は、加害者側の保険会社との示談交渉は治療が終わった後です。
被害者は当然、治療費の支払いを相手側の保険会社に損害賠償金として請求することができます。
その際、保険会社から請求に関しての同意書が送付されてきます。
同意書の内容に目を通して、それに同意をすることで治療費の支払いが進められます。
ただ、そこに記載されている

示談交渉で気を付けるポイント

相手側の保険加入状況によって交渉先は変わる

こちらは上記でも少し触れましたが、相手側の保険の加入状況によって賠償金の請求先が変わるため、交通事故にあった際は相手の保険の加入状況を確認することが大事です。
自賠責保険は強制的に加入するので大丈夫かとは思いますが、任意保険は任意で加入する保険であるため加入状況は人それぞれです。
保険の加入有無によって請求先は以下のように少し変化します。

【損害賠償の請求先】
任意保険に加入している →  相手側の保険会社
任意保険に加入していない →  加害者本人

保険会社には、「示談代行」というサービスがあるため加害者本人ではなく保険会社とのやり取りになります。
任意保険未加入では、万が一事故にあった際、自賠責保険で賄えない金額を自分自身で支払わなければなりません。
そのため、被害者側にも十分な損害賠償金が支払われない可能性が出てきます。
その場合は、自身が加入している自動車保険の保障を利用する、勤務中であれば労災保険給付を請求するなどで対応していきましょう。

示談交渉は決定したらやり直しができない

こちらも注意が必要なポイントです。
示談交渉を一度でも承諾してしまうと、やり直しがききません。
本当に今交渉している内容は妥当な内容・金額なのかしっかり検討するようにしましょう。
特に相手の保険会社とやり取りしている場合、長期にわたる話し合いでこちらが疲弊し、交渉内容を承諾してしまうケースも少なくありません。
また、とにかく早く賠償金が欲しい!と思い相手の提示を鵜呑みにしてしまうこともあります。

本当に今提示している金額が妥当なのか、冷静になって検討してください。

感情的にならない

こちらも交渉時によく起こり得るケースになります。
相手が提示してきた金額に納得がいかない、連絡が遅くなかなか話が進まない、理不尽な態度を取られる、専門用語が多く話が全然わからないなど、交渉中はどうしても焦ってしまい感情的になりやすくなります。
ただこういった状況下だからこそ冷静に対処しなければ、逆に相手側の言いように話が進んでいきます。
感情に任せて交渉をしても何も徳なことはありません。
特に相手側の保険会社は、もともと示談金を低く見積もって提示してくることが多いです。
あえてそれを理解した上で交渉に臨みましょう。

過失割合の過少申告や示談金の提示額が低い

先ほども少し触れましたが、相手側の保険会社は示談金の提示額は基本的に納得のいく金額ではありません。
過失割合も同様です。相手の話を全て鵜呑みにして聞いてしまうと自分自身が損をしてしまいます。
慰謝料などの損害賠償に詳しいことに越したことはありませんが、最低でも支払われる金額の相場は理解しておいた方がいいでしょう。
特に慰謝料に関しては、弁護士に相談をすることで増額の可能性も出てきます。

また保険会社と交渉する際、聞かれていることがよくわからないのでなんとなく返事をしてしまうことや、答えないといけないと思い無理やり答えてしまったことで、後々支払われる金額に影響してくることもあります。
不明な点はその場で答えず、一度持ち帰り慎重に検討しましょう。

やりとりに困ったら弁護士に相談

これまで保険会社とのやり取りについて記載していきました。
損害賠償についての相場や、交渉のやり取りに知識がある方であればある程度自力で解決できるでしょう。
ただそんな方は、弁護士や保険会社の関係者でない限りそうそういないと思います。
ただでさえ、あまり出くわさない交通事故に遭い精神が参っている中、慣れない交渉にも挑まなければならないため非常に疲弊してしまいます。
そんな時は、一度弁護士に相談してみるのも1つの手です。
記事内でもご説明しましたが、弁護士に相談することで慰謝料が増額するケースもあり、保険会社とのやりとりも代わりに対応してくれます。

事務所によっては、交通事故の被害相談などは無料で引き受けてくれるところもあるので一度相談することで見えてくる道もあるかと思います。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
今回は、交通事故から保険会社とのやり取りまでご説明してきました。
ただ単に保険会社に連絡したらいというわけではないので、確認するべきことはしっかり確認するようにしましょう!

この記事が少しでも参考になれば幸いです。

この記事の筆者

プロシード法律事務所

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